Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第210回
メールのやりとりからビジネスのきっかけが生まれました

私は田中正俊さんが私に送ってくださったメールを一読して
この方を売り込めば、講師として起用されることに
なるのではないかという予感が走りました。
念のため先に送ってもらっていた田中さんの
「プロフィール」を読み直すと
平成6年の創業からの累積赤字を一掃し、
平成13年から配当を実施するという実績を
挙げておられることが分かり、
私の予感はより強固なものとなりました。

私の乏しい体験からも赤字会社の建て直しは容易なことではなく、
ましてカルチャーの異なる社会のなかでそれを実現することは
並大抵のことではないのではないかと思えたからです。

果たして、私に中国ビジネスの講師を探して欲しいと
依頼された方に私が田中さんから送っていただいた
「プロフィール」と
「このことを知らないで中国へ進出すると失敗します」と
題したペーパーを送り届けると、
翌々日には色よい返事が返ってきました

なんでもこの会社のなかで
中国の現地法人から帰国した総経理のうち、
二人ほど講演が出来そうな人を発掘したところだが、
社外の有識者のお話も貴重だと思うので、
4月以降の中国関係セミナーで
何時間かお話頂く講師の候補者として
リストに入れさせて頂くというのです。

このことを田中さんに連絡すると、田中さんは喜び、
中国の正月の2月に、日本に帰国するので、そのときお会いし、
そのあとで私が人探しを頼まれた人のところに
案内することにしました。

こうして田中さんが中国の正月休みで
日本に一時帰国されるとき、
私は田中さんと初対面の会話を交わし、
私は中国ビジネスの講演ができる人を探している人のところに
田中さんを案内しました。

この面談で、先方は田中さんのキャリアに注目し、
短い時間の体験談だけでなく
中国ビジネスにかかわって行く人が深く学習できる
ケース・スタディーを作成してもらって、
一日かけてゆっくり研修するような体制を
整えてほしいという話に発展し、
田中さんも私もメールのやりとりから
ビジネスの芽が生まれてきたことを喜びました。


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2003年3月25日(火)

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