Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第208回
人生に前向きの人は他人によい印象を与えます

私は自分の本を出版したとき、
多くの人に読んでほしいと思い、またこれを機会に、
つきあいのなかった人とも交流できたらうれしいと思い、
出版社の人から笑われはしましたが
本の著者の紹介欄に自宅の住所や電話も書きましたし、
メールアドレスも書き入れました。

おかげで、「本を読んだぞ、次はいつ出版しますか」
といった電話をいただきましたし、
メールについてはかなり方からいただきました。
もちろんほぼすべて日本国内からのものですが、
いただいた中には、中国の広東省から
送られてきたものがあります。

どういう方が送ってくださったのだろうかと興味津々で
メールを拝見しましたが、送ってくださったのは
田中正俊さんという日本人のビジネスマンの方で、
「普通、58歳で定年を迎えるのだけど、
海外で仕事をしてきたキャリアが買われて、
3年上積みして61歳まで働いている」
とのことで、私は
「結構なことですね。ご奮闘をお祈りします」
と返事を出しました。

それから田中さんはこの「ハイハイQさんQさんデス」
での私のコラムにも目を通してくださっているようで、
何度か激励メールをくださいました。
田中さんは近々退職されるご様子で、
日本に帰れば自由な時間がたっぷりとれるようになるので
地元の図書館に邱さんの本が
所蔵されていることがわかったので読んでみたい、
ただ、海外にいると簡単には邱さんの本に
接することができないので、
そういう人も簡単に邱さんの作品に接近できるよう、
電子化はできないものか、
といったことも書いてこれらました。

そうしたメールのやり取りを通して、この田中さんは
なかなか物事を前向きに考えられる人だという
印象を持ちました。

そこで、ひょっとしたらこの田中さんは、
私があるところから探してほしいといわれていた
中国ビジネスの話ができる人かもしれないと思い、
私は田中さんにご自身のプロフィールを
送って欲しいとお願いしました。

早速に、プロフィールが送られてきて、
さてこの田中さんを先方に推薦するとして、
相手の関心を引く一言が必要だと思いました。
そこで、「中国でのビジネス体験を話すようになったら、
どんなことを伝えようと思われるか、
一枚程度の紙に書いて送ってくれませんか」
とお願いしました。

田中さんはこの願いにも機敏に応じてくださり、
「このことを知らないで中国に進出すると失敗します」
という一文を送ってくれました。


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2003年3月23日(日)

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