Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第207回
中国でビジネスを体験した人を知らないかと聞かれました

仕事の上で中国の経済発展と直接かかわりのない人間が
発展のご利益にあずかろうと思えば、
中国の不動産を買ったり、会社の株を買うことでしょう。
私はその両方ともに手をだしていますが、
昨年の9月ごろのことですが、
マネジメント研修の講師として、
ある会社の研修所に、出向いたところ、
中国で事業経営に携わり、その体験を背景に
有益な話ができる人を知りませんかときかれました。

私にそういう質問をしたのはニューヨークでの勤務を終えて
日本に帰り、国際研修を担当することになった人でした。
「帰ってきて、社内のいろんな部門にきいてみたんですが、
中国での事業の展開についての知識やノウハウを
知りたいという要望がダントツに高いことがわかりました。
そこで来年4月から中国ビジネス講座を
数多く開催することにしました。

そこでお伺いしたいのですが、
中国大陸で事業を経営した体験のある人で
自分が体験したことを背景にして、
中国での経営に必要な知識やノウハウを
お伝えいただける人をご存じないですか
そんな方がおられたら教えてください」
と言われました。

そんな会話を交わしたのは、
日本人なら誰でもその名前を知っているような会社の
研修所のなかのことで、
その会社は中国でも手広く事業を展開しています。
そんな会社の人が私のような一介の研修講師に
人探しの手助けを頼むといってこられるところに
時代の流れを感じます。

私は即座に「邱永漢さんが、
いま日本と中国の間に橋を渡す仕事をされています。
『ハイハイQさん、Qさんデス』を見てください。
その一端を感じていただけると思います」
と言いました。

担当の人はすぐに、このホーム・ページをのぞいてくれたようで、
講師をつとめている私のところに見えて、
「『ハイハイQさん、Qさんデス』拝見しました。
戸田さんも頑張っておられますね」
とささやきました。

私のお願いしたことにすぐに反応してくれましたので
私も先方の要望に応えたい気持ちになり、
「どういう人を求めておられるのか、
それがわかるようなペーパーを用意していただけませんか」
とお願いしました。
すると、探している人物の要件が具体的に書かれた一枚の紙が
私のところに届けられました。


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2003年3月22日(土)

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