Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第201回
「だんだん末世になっていくということはない」

邱さんは「年をとらない法」で
「世の中はだんだん悪くなっていくという
末世の思想が抜きがたいほど根をおろしている」
と指摘し、そういう考え方をしていた
ある出版人の身に起こったことにふれています。

「私の知っている人で、出版業界に大正、
昭和を通じて生きてきた人がいる。
この人は『出版屋はだんだんダメになるよ』
という話しを私にあうたびにこぼしていた。
そうしたら、その予測通りご自分の事業は
だんだんダメになってしまったが、
出版事業そのものは彼の予測をよそに
ますます高収益をあげるようになった

だから『末世の思想』を持てば、
世の中は末世に見えてくるし、
『いまどきの若い者は』
と愚痴のひとつもこぼしたくなる。
しかし、反対に
『世の中はだんだんよくなっていくものだ』
という観点に立てば、そういう面ばかりが目につくから、
自分もその方向に向かって歩いていくようになる」
(「年をとらない法」昭和42年執筆)

この作品を書いたのは昭和42年のことで、
邱さんは自動車がどんどん普及している現象を
とりあげて説明しています。
「たとえば、自動車の普及は、
恐るべき交通禍をもたらしつつあるし、
みんな歩かなくなって
人間の足を弱いものにしつつあるという意味で、
末世の現象と見ることができる。
にもかかわらず、自動車の洪水は、
ついに日本中の道をにっちもさっちもいかないほど
埋めつくしてしまうであろう。
それは自動車がもたらした便利さは、
それがもたらしたマイナス面をさしひいて、
なお十分なおつりを
私たちにもたらしてくれているからである。」(同上)

以上の叙述から邱さんは少なくとも43歳ごろには
「世の中はだんだんよくなっていくもので、
だんだん末世になっていくということはない」
という考えをするようになっているように見うけられます。


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2003年3月16日(日)

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