| 第172回「三全公寓」はホテル感覚で利用されているようです
 「三全公寓」は昨年の12月で開業してから5年目を迎えたとのことです。
 マンションの部屋の所有者には
 香港から収支の明細が毎月届けられ、
 お金の入りと出がわかるようになっていますが、
 昨年からこの月々の明細とは別に北京から
 定期便が届けられるようになりました。
 最初に届いたレポートには周囲のマンションの賃貸相場のほか入居者を国籍別に分けた場合、そんな国の人がどのくらいの割合で
 入っているのかが一目でわかる表が送られてきました。
 それを見ると、日本と中国(台湾、香港)を筆頭に、
 米国、ドイツ、カナダ、ドイツ、オランダ、韓国、シンガポール、
 スエーデン、イタリア、オーストラリア、イギリス、
 フィンランド、フランス、スペインなど
 入居者の国籍が幅広く分布していることがわかりました。
 そしてテナント人はほとんどがそれらの国々からの駐在員で、その人たちは建物をマンションというより、
 ホテルのような感覚で利用しているので、
 マンションの管理にあたる側も、
 設備をいい状態で提供していくほか、
 付加価値の高いサービスを提供するように
 していかなければいかないと書かれていて、
 なるほどと思いました。
 つづいて2回目に届いたレポートには北京の人口が最も集中する8つの区についての説明がありました。
 そにうちもっとも興味を惹くのはもちろん、
 「三全公寓」が立っている朝陽区のことで、
 レポートはこの朝陽区のことについて次のように記述しています。
 「三全公寓が立っている朝陽区は北京市の外資系企業向けのオフィスビルの70%が、
 またケンピンスキー、ヒルトン、シェラトン、国際クラブなど
 デラックスホテルの90%以上が、また外人向け住宅の8割が、
 そして中国駐在各国大使館のほとんどが集中していていて、
 いわば北京外国人居住・活動の中心的な地域です。
 おしゃれなレストラン、ディスコ、生バンドづきのバー、
 ショッピングセンターも多くあります。
 従いまして他の地域と比べて、マンション・オフィスとも
 家賃は一番高い地域と言えます。
 三全公寓は各国大使館群と五つ星ホテルの集中した
 朝陽区の中でも最高のロケーションを誇る立地に
 建てられています」
 私がかねがね知りたがっていたことが書かれていて、満ちたりた気持ちにさせてもらいました。
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