Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第171回
「三全公寓」の建設予定地を訪れてから10年たちました

私が北京の亭馬河のほとりのマンション建設予定地を
訪ねたのは平成5年のことでした。
北京に行く前に銀行からお金を借りる手はずを整え、
姉に事情を話しして共同所有者になってもらい、
借りたお金を二人で返済していくことの了解を得て、
マンションの一室を買いますと申込書を出して
邱さんのツアーに参加したことでした。

建設予定地の前に集まったツアーの参加者に邱さんが
「この辺にマンションを建てます」とニコニコ顔で
説明されていたときの表情をよく覚えています。

「マンションの値打ちはロケーションが決める」
という邱さんが選んだ場所だから、
いい場所なんだろうとは思いましたが
北京のどんな位置にあるのかわかりませんでした。
私だけでなくツアーに参加している人たちも
一番知りたがっているのはそのことではないかと思いましたので、
私は大きな声をだして、邱さんに
「東京の友人たちに説明するとき、北京のマンションは
どういう場所に建つと言えばいいんですか」
とききました。
すると、間髪をいれず、邱さんの口から
「お堀端!」という答が返ってきました。
そのあと、建設予定地の前のケンピンスキーホテルに泊まり、
ホテルの部屋の窓から、マンションが建てられる予定地を
目で追ったものでした。

いま「三全公寓」とパソコンの検索サイトに書いてキーを押すと、
マンションのの全容を伝える写真を挿入した、
テナント募集の広告文や
このマンションに入居している父親を訪ねて北京を訪れた
日本人の学生さんの旅行記などが飛びこんできて、
このマンションが北京の外資系企業の社員たちの住みかとして
しっかりと活用されるようになっていることがよくわかります。
数えてみたら、私がこのマンションの予定地を訪ねてから10年、
またこのマンションが開業してから5年の年月がたっているのです。
一昨年あたりから、このマンションの管理に当たっている
当局からから、周辺の賃貸相場などを伝えるレポートが
送られてくるようになりました。


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2003年2月14日(金)

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