| 第141回“ハイQ”への連載のおかげで友人がふえました
 私は自分の処女作を書いたときに著者を紹介する欄に自分の住所や電話番号や自分のメールのアドレスを
 書き添えました。
 私の作品を読んで下さった中で感想を伝えてくださる人が
 おられるかもしれないと思ったからです。
 その直後にこの“ハイQ”でメッセージを送らせていただくようになりましたので、
 おかげで私の交流範囲はグッと広がりました。
 こうして親しくなった人の多くは邱永漢作品の愛読者です。本を出して知ったことですが、
 最近はネットで本を買う人も増えているようで、
 ネットで私の本を買ってくれた人たちが
 他にどういう本を読んでいるかがわかります。
 私が処女作を出版したばかりの平成12年の頃、自分の本を紹介するページを開き、
 「この本を買った人はこんな本も買っています」と
 いう欄をクリックすると
 邱さんの近著がずらっと並びました。
 『こんな人いませんか』、『生きるヒント生かせるヒント』
 これらは「もしもしQさんQさんよ」での連載の文章が
 本になったものですね。
 そのほか時代の先端を走る経営者との対談集
 『ここが違う。ここも違う!』
 だんだんに変わっていく中国の様子を伝える
 『上海発アジア特急』
 それに21世紀の中国を予見する書
 『中国の思想構造』も並んでいました。
 これらはすべていずれも邱さんの著作で、
 邱さんに関心を寄せる人に
 私の本を買っていただいていることがわかります。
 その傾向は約2年たった今も同じで、「メシのタネはどこに行った」
 種 連進さんの
 「驚異の漢方『愈消散』―邱永漢中国4000年シリーズ 」
 船井 幸雄さんとの対談「なぜいま中国か」
 「デフレに強い知的金銭生活」
 「『お金持ち気分』で老後を―人生を楽しむエッセンス」
 の各作品を買われた人の一部の人が
 私の本も買っていただいているようなのです。
 こうした傾向は“ハイQ”での発信に対して私にメールをくださる人も同じで、
 おかげで私は3ヶ月ばかりの間に、先生を共にする友人が
 ずいぶんふえました。
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