Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第75回
活気のある「アジアの風」に当たってみたい

自分の仕事のことばかりに目を奪われると
外の動きに対する感度が低下しますね。
私は思わぬところで、
邱さんが香港投資をすすめていることを知りました。
そういえば、邱さんはアジアついて書いた本を出していたなあ、
イヤ自分もたしか買ったはずだと
少しばかり前のことを思い出しました。
『アジアで一旗』(実業之日本社)『アジアの風』(小学館)
それに『海の向うが面白い』(中央公論社)という本を
私は単身赴任先の北九州市の本屋さんで買っていました。
しかし直面している仕事のことで頭がいっぱいで、
本は買ったまま本棚で眠っていたのです。

私は慌てて、これらの連作を手にとり、
邱さんが香港の将来を楽観的に見ていることを知りました。
私は以前会ったことのある邱さんのご長男の世悦さんを
渋谷の事務所に訪ね、香港投資のこのことをききました。
「センセイはいま香港の不動産を推奨されているようですね」
世悦さんはうなずきながら
「実はもう香港は高くなっているんですよ」と答えました。
そして、香港への投資に興味を示している私に
「これからまた上がることになりますかねえ」と
冷静な態度で応じられました。

さて、そこからは私の判断です。
私は邱さんが香港の不動産への投資をすすめ、
すでに予想にそった結果が出ていることを知りました。
それが私にとって特別に重要な意味を持つものとも
思えませんでしたが、
私はこの4、5年、だんだん人が去っているところで、
新規の仕事を考え出すという仕事に苦闘してきました。
その反動からでしょう、活気のある「アジアの風」に
当たってみたくなりました。
ちょうど夏場に入る時期でしたので、夏休みを利用し、
友人と一緒に、タイ、シンガポール
そして香港を旅することにしました。


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2002年11月10日(日)

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