| 第43回顧客にとって魅力の乏しい事業プランは上昇機運に乗りません
 どんな事業プランもお客の立場からみて魅力がなければお金を払ってもらえません。
 その点、私が最初にトライした企画ではお客さんから見て
 魅力のあるプランになっていなかったことが
 反省点として浮かんできます。
 顧客を自分の会社のOBに限定していること自体、「身内ならなんとかこちらのことが聞いてもらえるんじゃないか」と
 いうような甘えが入っていたと言わざるをえません。
 「お客さんからみた魅力を考えずして一体何を考えていたのか」と
 言われたら
 「社内ですぐ合意が得られることを優先させていました」と
 答えざるをえません。
 しかしそのトガを受け、私は社内の事情ではなく
 「顧客になってくれる人から喜んで受け入れられるようなプランを
 打ち出すことに全神経を集中させるべきだ」
 ということに気づきました。
 さて、お客様になってくれる人から喜んで受け入れられるプランとはどういうものでしょう。
 顧客の気持ちを引きつける独自の魅力を備えるものでしょうね。
 他の人たちがまだ手がけていないハット驚くような新鮮味のある
 プランでしょうね。
 そういう斬新さを持ったプランは斬新さがあるだけに、
 世間の常識に従って判断する人たちからはリスキーだと
 反発され、拒否されてしまうようなものかもしれません。
 しかしチャンスをつかもうとしたらそういうプランでなければ成功への道にたどりつけないのではないでしょうか。
 私は失敗に鍛えられて、そんなことを考えるようになりました。
 「ずいぶん甘いなあ」と
 言われれば
 「そうでした」と
 答えるほかありません。
 |