| 第21回 私が邱さんに信頼を寄せたのにはわけがあります
 
 デール・カーネギーという人のベストセラー作に『人を動かす』という本があります。
 私たちは常々他人に自分の考えを理解してもらい、
 できることなら、自分の考えに従って行動してもらいたいと
 思っているところがあります。
 ですから、どうすれば他人を自分の味方に
 引き入れられるかは私たちの永遠の課題です。
 そういう視点から邱さんを見みると私が邱さんに信任を置いた理由として
 二つのことが思い浮かびます
 一つはやっぱり
 「私の生活に役に立つ情報を提供してくれる人」
 だということですね。
 そういうことを邱さんができるのは
 ご自身で自分の考えたことを実地でよく試しているからでしょうね。
 それからもう一つ邱さんが正直な人だということです。
 『借金学入門』という本を読んだことがあります。
 この本はあちこちに書いた作品を集めた本ですが、
 それぞれの作品のあとに注がついていて、
 「ここに書いたことがその後実際に起こった」とか、
 「予想したことと違う結果になった。その理由はこれこれである」
 と書かれていました。
 そうした注釈を読み、私は邱さんは自説に固持せず、世の動きに従いながら
 自分の考えを柔軟に変化させていく人である
 と思いました。
 そして、こういうことができる邱さんという人は
 自分の心に忠実に生きている人だと思いました。
 「正直が最高のポリシー」ということわざを学校で学びましたが、
 人間関係を築いていく上でやっぱり重要なことですね。
 |