| 第19回 金投資の話は早い時期に決着がつきました
 
 私が邱さんの話に興味を示した年は金投資の話もありました。
 邱さんが経済誌に
 「皆さん、黄金に少しばかり目を向けて下さい」
 と金投資についての考えを発表しました。
 田中貴金属に行き、実際に金を買って、
 その動きに興味を示したのです。
 金(きん)は小額のお金で買えます。そこで、あれこれに投資し、
 金欠病に落ち込んでいた小生なども
 少しばかり金を買ってみました。
 この金投資についてはまもなく邱さんから「金は財産というより物の一種になっている」
 という発言がありました。
 金はモノの一つになり、投資対象にはならなくなっているというのです。
 この話を聞いて私の金投資の行動もピッタリ止めてしまいました。
 こうした体験を通して、私は邱さんが推奨したからと言ってそれがすべて的中するものではないことも知りました。
 邱さんは先見性に富んだ人で、おそらくこれほどの人は今後出現しないのではないかとさえ思います。
 ただ、そういう邱さんでも見誤ることがあります。
 邱さんは将来起こりそうなことを考えることや、それを確かめるために自分で実地にやるのが大好きな人です。
 しかし、未来がどうなるかはやはり時間が経つまでわかりません。
 だから、邱さんのように先見性の高い人とつきあう場合でも、その人の話はあくまで参考情報とし、
 自分の決断はあくまで自分でする
 という姿勢を堅持することが大切だと考えます。
 邱さんご自身もそのようにお書きになっています。
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