第249回 (旧暦10月11日)
「1万円生活」にオススメの仙人流「飲茶」
昨日は「1万円生活」の「おやつ」や「お三時」用に
仙人風ドングリコーヒーを紹介しましたから、
ついでに今日は、仙人オリジナルのドングリサブレーを
ご披露しておくことにしましょう。
ちなみに、仙人が住む鎌倉の土産物には
何種類かのサブレーがあり、
そのひとつに「イチョウサブレー」というのがあります。
仙人は、最初にこれを食べたとき、
てっきり銀杏(ぎんなん)でも入っているかと思ったのですが、
ただ形がイチョウの葉っぱをしていただけで、
少しがっかりした記憶があります。
これに対して、ここに紹介するドングリサブレーは、
形をドングリ形に作るだけ、という
「ホトケ作って魂入れず」のシロモノではなく、
ドングリの実をタップリ使った正真正銘のサブレーですから
ご安心あれ。
さて、用意するものは、マテバシイ35粒、
スダジイもしくはツブラジイ30粒、オニグルミ10粒、
カヤの実10粒、そして鶏卵が1個でよろしい。
クルミやカヤの実には良質の油がたくさん含まれていますから、
バターも調味料も必要ないのです。
作り方は、
(1) |
マテバシイとスダジイ(またはツブラジイ)を
殻ごと軽く炒ってから、殻と薄皮をはがしておく |
(2) |
(1)のマテバシイ5粒を擂鉢で擂って粉にし、
小皿に取り置く |
(3) |
オニグルミとカヤの実も、殻と薄皮をはがし、両者一緒に軽く炒っておく |
(4) |
擂鉢に4種類の木の実を入れ、
細かく擂り潰してから鶏卵を落とし入れて良く練り合わせる |
(5) |
(4)を一口大のサイズに形を整えて小分けし、
上から(2)のマテバシイの粉をまんべんなく振りかける |
(6) |
(5)をフライパンに並べ、うっすらと焦げめが着くまで焼く |
いわゆる「縄文クッキー」の応用ですが、
今の季節であれば、練った生地の中に
ムクノキやクコの実などを加えて焼くと、
彩や風味に変化をつけることもできます。
このドングリサブレーに昨日のドングリコーヒーを添えれば、
栄養満点の「飲茶」になりますゼ。
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クルミ |
マテバシイ |
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