蓬莱仙人・大海淳さんの
身体にいい話

第145回 (旧暦6月3日)
結石症にはウラジロガシ茶がオススメ

健康茶のことを取り上げ始めて以来、
何人かの読者から健康茶についてのメールをいただきました。
その中に、胆石や尿路結石など結石症に効果のある
健康茶があれば教えてほしいという内容のものがありましたので、
今日は結石に効く健康茶を紹介しておくことにしましょう。

結石予防の健康茶としては、
アカメガシワが入った
「流石茶」という名称のものが市販されていますが、
自分で健康茶を作れる人は
ぜひともウラジロガシ茶を試してみることです。
ウラジロガシというのは、
宮城・新潟以南の本州と四国、九州、沖縄に分布する
カシの木のひとつで、名前のごとく葉の裏面が白いのが特長。
分布を同じくするシラカシとよく似ていますが、
シラカシより葉の裏面がさらに白いことや(シラカシは灰白色)、
シラカシの枝は黒褐色〜紫黒色で別名クロガシと呼ばれるのに対し、
ウラジロガシは枝も灰白色で白く見えること、
また、シラカシの葉は中央脈(中肋)が平板で
裏面にほとんど細毛を持たないのに対し、
ウラジロガシの葉は中央脈が凹み、裏面に細毛があること、
などで区別できます。

ウラジロガシ茶は、枝先の小枝を採って水洗いし、
葉も枝も細断して天日で乾燥したものを
お茶代わりに飲用するのですが、
すでに結石症を患っている場合には、
1日量として、上記の乾燥葉60gを900ccの水で半量になるまで煎じ、
これを食間・食後、数回に分けて服用するとヨロシイ。

このウラジロガシ茶は、昔から徳島県を中心に四国地方一帯で
胆石、尿路結石、腎石などの予防や治療に用いられてきたもので、
徳島大学や県の衛生試験所などでも研究が行われ、
当地では「排石茶(はいせきちゃ)」の名で知られています。
親指の頭大の結石がその排石茶を飲んで
2年余で消失したという報告もありますから、
体の中に「石」を蓄め込んでいる人は
一度試してみる価値はあるはずです。

ウラジロガシ

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