蓬莱仙人・大海淳さんの
身体にいい話

第134回 (旧暦5月22日)
健康茶の仙人流マルチ活用術(料理編)

前回は、健康茶を風呂の湯に加えて薬湯として利用できる
という話をしましたから、今日は健康茶を料理に活用する方法を
紹介しておくことにしましょう。

健康茶を料理に利用する方法としては、
茶汁の状態で用いる方法と、
乾燥保存している茶材を粉末にして用いる方法とがあり、
この二つを使いこなせば、
ほとんどの料理に応用できるといって過言ではありません。

まず、茶汁を利用する方法ですが、
これは、料理に用いる水の代わりに
健康茶の茶汁と使ったり加えたりするということで、
煮物でも鍋物でも、何にでも活用できますから、
ぜひ一度試してみるとヨロシイ。
ととえば、煮魚を作るときに健康茶の茶汁を使うと、
魚の臭みが取れるばかりでなく、
骨まで軟らかくする効果がありますし、
これに健康茶の薬理成分効果が得られることになるわけですから、
まさに一石二鳥というものではありませんか。

また、写真で紹介したトコロテンをはじめ、
アイスクリームやシャーベットなどの水菓子に使えば、
健康茶としては飲みたがらない子供たちも
喜んで口にするようになるものです。
実は、健康茶として利用されている薬草のなかには、
ドクダミのように調味成分である
グルタミン酸などのアミノ酸類を含んでいるものがあり、
ただ薬効が得られるというだけでなく、
それを加えることで料理の味を高める効果があるものが
少なくないのです。
ただし、おなじ健康茶でも、根や樹皮、枝材などを用いたものや、
苦みや渋味が強いものは料理用には不向きですから、
使わないようにして下さい。

一方、粉末を利用する方法とは、
この粉末を、ウドンやソバ、パン、ケーキ、クッキーなど
各種の粉を使う料理や菓子に混ぜるということですが、
この場合も、その効果効用は茶汁を用いるときと
何ら変わりがありません。

通常、薬草類を使う料理といえば、
いわゆる「薬膳料理」を連想する人が多いと思いますが、
仙人が言う健康茶料理とは、
身近にある健康茶を、ただ「お茶」として飲用するだけでなく、
日常の料理にも積極的に使ってみようではありませんか、
ということなのですナ。

ドクダミ茶のトコロテン

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