蓬莱仙人・大海淳さんの
身体にいい話

第41回 (旧暦2月11日)
仙人流・上手な歩行術

日差しもだいぶ柔らかくなって、
晴れた日には外に出たくて
ウズウズしてくるような季節になってきました。
そろそろ野歩きのシーズン到来、といったところです。
そこで今日は、仙人流の上手な歩行術を
伝授しておくことにしましょうか。

実は、仙人めは、始めて出合った人の場合でも、
その人と2〜3分一緒に歩けば、
相手が「どの程度歩ける人か」を
瞬時に見抜いてしまう術を持っています。
どういうことかといいますと、
その相手がたてる足音でそれが解ってしまうのですナ。
カンタンに言えば、歩き慣れた人、歩き方の上手な人は、
あまり足音を立てないものなんです。
これに対して、ドタバタと大きな足音をたてて歩く人は、
歩き方がヘタで、すぐにヘバって
長い距離を歩けないと考えてまず間違いありません。

ナゼかといえば、大きな足音がたつということは、
歩く時の姿勢やバランスが悪く、
ムダな力が加わっているからにほかなりません。
歩く姿勢やバランスが悪くてムダな力を使っていれば、
それだけ疲れやすく、余計なエネルギーを消費するのは
アタリマエのことですから、すぐにヘバってしまうのです。
つまり、歩き方の上手な人ほど足音が小さいということで、
仙人のオトモダチのマタギさんや山小屋のオヤジたちは、
野でも山でも街中でも、ほとんど足音なしに歩きます。

まあ、彼らほどではないにしても、
「歩き上手」になることはそれほどムズカシイことではなく、
ふだんから大きな足音をたてないように
意識して歩く習慣さえ持てば、
案外タヤスク歩き上手になれるものです。
またこうした歩き方が身に付いてくると、
歩くスタイルもよくなってきますし、
ふだんの姿勢が正しくなって
健康的にもいろいろな効果がでてきますから、
今日からでも遅くはないのでゼヒ始めてみることです。
ただし、いくら足音をたてるなといっても、
ヌキ足サシ足シノビ足のコソドロ歩きでは、
オマワリさんに見つかるとヤバイですゼ。


上手な歩き方をマスターしよう


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