第21回
仙人流「田舎の暮らし」術
今、老若世代を問わず、生活の拠点を都市から田舎へ
移行したいと考えている人たちが増えています。
いわゆる「田舎暮らし」というやつですが、
田舎とはいえ、そこそこの土地と家を買えば
すぐに3000万円程度は必要となる資金的な負担や、
「村社会」という既存の枠組みの中に
新参者として参入することによって生まれる
地元住民との人間的アツレキなどもあって、
その現実は決して安易なものではありません。
そこで仙人は、そうした障害を解決する
新しいかたちの田舎暮らしを思い立ち、
3年前からその活動を行ってきました。
どういうことかといいますと、
実は、わが日本列島では、1970年以降だけで
およそ2700か所の農業集落が
廃村化・棄村化を余儀なくされてきたのです。
そこで、その廃村化・棄村化した集落を、
志をおなじくする仲間たちと共同で復興させ、
そこを自分たちの新しい田舎として再生しようではないか、
と考えたワケですナ。
廃村というのは、地元住民と呼ぶべき存在はもちろん、
集落社会の因習や規範も無人化と同時に消滅したところですから、
地元住民との人間的アツレキもありませんし、
また、買うにしろ借りるにしろ、
現存集落と比較してかなり安価で済むことにもなるでしょう。
しかも、そこに残された耕作地は、廃村化以来、
一切の農薬投下が停止されており、
自然農法での農業再生にとっても
願ってもない状態にあるといえるのです。
こうした考えのもとに、仙人は廃村復興協会なる組織を作り、
10人余の仲間たちと第一号地の権利取得に向けて
着々と準備をすすめていますが、
この機会に新たに15人程度の新会員を
募集することになりましたので、
仙人流の田舎暮らしに興味がある人は、
書面にて下記宛連絡してください。資料を送ります。
〒248−0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3−7−8
大海方 廃村復興協会
静岡県水窪町内の廃村集落。
ここも仙人たちが目をつけている復興対象地のひとつ。
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