蓬莱仙人・大海淳さんの
身体にいい話

第14回
きれいな花には毒がある

最近、花屋の店先を通るたびに、
きまって仙人の頭に浮かんでくる言葉があります。
「きれいな花には毒がある・・・・」
いやいや、決してヒニクやイヤミで言っているわけではありません。
どういうことかといいますと、
実は最近、トリカブトの親類縁者やオトモダチたちの姿を
花屋さんや園芸店の店先で
やたらと目にするようになったからです。

季節にかかわらず、そのいくつかを拾い上げてみますと、
たとえばフクジュソウ。たとえばクリスマスローズ。
そして、レイジンソウ、カサグルマ、クレマチス、オキナグサ、
シュウメイギク、オダマキ、ニリンソウ、リュウキンカ、
ユキワリソウ・・・・etc.etc.
これらはすべてキンポウゲ科の植物ですが、
このキンポウゲ科のなかまには、
多かれ少なかれ毒成分のアルカロイドが含まれていて、
ウカツに口にすると怖い目に遭うのです。

例示した草花のうち、赤字のものは明らかな毒草ですし、
山菜として食用されるニリンソウやリュウキンカも、
ちょっと食べ過ぎれば下痢や腹痛のモトになります。
また、キンポウゲ科ではありませんが、スズラン、スイセン、
シクラメン、ニチニチソウ、ポインセチア、ルコウソウなどの
花屋の常連サンもレッキとした有毒植物。

もちろん、園芸植物というものは
食べるために育てるわけではありませんが、
間違って子供が口にすることもあり得ますから、
ただキレイ、カワイイというだけでなく、
それぞれの植物が持っている性質をしっておくことは
トテモ大切なことなのですね。

そこで、仙人の知恵をひとつ伝授。
植物でも菌類でも、同一の「科」に属するものは
似たような性質を持っているため、
常に「科」という単位で考える習慣を身につけること。
ちなみに、ケシ科、ナス科、ヒガンバナ科、キュウチクトウ科、
トウダイグサ科なども毒草の多いグループになります。



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