第3回
“発芽大豆”って知ってますか?
2月3日は節分です。
節分というのは、
立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す呼称で、
本来は1年に4回あるのですが、
現在では立春の前日に特定して
使われる習慣が定着しているようです。
さて、節分といえば「鬼はー外ー」。
つまり「豆まき」ですね。
三国志時代の中国では、
この節分の豆まきに小豆と大豆をまいたそうですが、
日本では宇多天皇の時代(887〜897年)から
もっぱら大豆の熬豆(いりまめ)が使われてきました。
そこで、今日は豆まきにちなんで大豆の話をすることにしましょう。
大豆はタンパク質を35%強、
脂質を19%含むところから
「畑の肉」とも呼ばれる高栄養食品で、
味噌やしょうゆ、豆腐、納豆などさまざまなかたちで
日本人の健康を支えてきたことはだれでも知っているはずです。
ところで、そのおなじ大豆でも“発芽大豆”
というものを知っているでしょうか?
実は、かくいう仙人は近年流行の発芽玄米の開拓者なのですが、
最近ではその発芽大豆の開発に取り組んでいるのです。
大豆をある一定の発芽状態にすると、
大豆内のタンパク質はアミノ酸化し、
脂質は不飽和脂肪酸化するなどして消化吸収しやすくなったり、
ミネラルの消化吸収率が向上するなど、
いろいろな活性変化が起ります。
そこで、発芽させた大豆を使って味噌や豆腐、
納豆などを作ったり、煮豆などに応用すれば、
高栄養食品の大豆をさらに
パワー・アップすることが可能になるというわけです。
加えて、1昨年の日本ガン学会において、
大豆の芽(胚軸)には有望な制ガン成分が含まれているという
研究成果も発売されていますから、
この発芽大豆が発芽玄米同様に
脚光を浴びる日もそれほど遠くはないでしょう。
研究であれ、ビジネスであれ、
発芽大豆に興味のある人はドシドシ仙人に連絡してください。
幅広い相談に応じられます。
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