元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1445回
食べ物と「人間の歯の数」

いまは絶版となってしまった、
僕と、岩手の食生活アドバイザーの
鈴木美感子さん(ペンネーム 鈴木博子)の
共著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)
という本から紹介する、
「Q&A問答集=
毎日楽しみながら出来る
「食養生法」のABC」抜粋紹介の続きです。

 *

Q&A(3)肉類も卵も化学調味料もだめ

【質問】 肉類ばかりか、
卵も乳製品も化学調味料も使わないといいますが、
こんなお坊さんのような食事で
たんぱく質がウソ苦にならないかと
心配する若者が多いのですが?

【答え】 むかし「たんぱく質、
とくに肉を摂らないと頭が悪くなる」と言った
お医者さんがいたそうですが、これは迷信です。
体を形成するたんぱく質は
肉などのたんぱく質から摂るだけでなく、
炭水化物が変化して人体に必要な
たんぱく質になることも知られています。

またたんぱく質は玄米のような完全穀類や豆類、
海藻類、木の実にも、バランスのよい必須アミノ酸として
含まれていますから、
マクロビオティックではこうしたものや、
白身の魚類から十分摂取できるようになっています。

たんぱく質はアミノ酸に分解されてから、
新たに人間の体に合う
たんぱく質に作り変えられるそうですが、
肉・魚などのように複雑なたんぱく質ほど
分解するのにエネルギーを必要とし、
老廃物も多く出るといわれます。

なぜ、玄米や野菜が体によくて
肉が言われるほど必要ないか。
こんなたとえ話で覚えておきましょう。
人の歯の数は永久歯で28本から32本あります。

このうち20本から16本が臼歯で、
穀物や木の実、豆をすりつぶす歯です。
門歯は8本で、野菜、海草、いもなどを
食べるのに適しています。
残りの4本が、犬歯で、肉食動物でいうところの牙です。
ただし、肉食動物ほど尖っていませんから、
肉よりは魚介類などを食べるのに
適しているといわれています。

歯の種類の割合で、本来、人間の理想的な
食事内容の割合が決まっているというわけです。
5(62・5パーセント)対2(25パーセント)
対一(12・5パーセント)の割合で、穀物、野菜、
たんぱく質(マクロビオティックでは、
このなかに豆類が入ります)
を摂ればよいということになります。
このように食材の選び方、
バランスが大事になってきます。

 *

初心者でも、マクロビオティック玄米菜食法による、
病気予防、美容痩身の知恵や、
「デトックス」(毒だし体内浄化法)の
基本理論、ヒントがつかめますから、
続けてお読みください。


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2006年8月11日(金)

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