元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1446回
天命に安んじて人事を尽くす

共著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)
という本から
「Q&A問答集=毎日楽しみながら出来る
「食養生法」のABC」の紹介をしてきましたが、
今日は、ちょっとお休みして、
とても悲しいニュースについてお知らせします。

2年ほど前に、長崎の「御湯神指し温泉」の養生の旅について、
スローヘルスの会の仲間である
松本久美子さんと親友のO・Aさんが
知らせてくれたことがありました。
覚えている方もいるかも知れませんが、
O・Aさんは子宮ガン、卵巣ガンと闘っていましたが、
食養生法の効果もあったのでしょう、
その頃は元気を回復し、なんと温泉大浴場で、
クロールを愉しんで元気に過ごしていたという、
痛快なメールが届いておりました。

Oさんはイベント・プロデューサーでとても忙しく、
最近はスローヘルスの会にも顔を見せていなかったので、
次の「いのちの手帖」に寄稿を頼んでおいたのですが、
原稿は届かなかったので、
相変わらず忙しく仕事をしているのだと思っていたのです。
ところが、先月末、様態が急変して
入院後、2日で急逝されたというのです。
長崎の松本さんから悲しいメールが届いて、
僕もビックリしました。あのパワフルなOさんが、
あっという間に、あちらの世界に旅立つとは?
運命の神様とは、いかんともしがたい試練をもたらすものです。
とても残念無念です。

松本さんは、どうも様子がおかしいと
虫の知らせを感じていたのでしょう。
まさか亡くなるとは思っていなかったわけですが、
電話でOさんが咳き込んでいた・・・と心配する
メールが、その前日も入っておりました。

ともあれ、この7月の雨模様の異常気象は、
多くのガン患者を試練に立たせたようです。
様態異変を訴える友人たちが増えていました。
僕にしても、冷房病を併発して食道が詰まり、
スワッ! ガン再発かと大慌てしました。
幸いにも、帯津医師処方の漢方せんじ薬と
天仙液の大量服用、そして、湯たんぽや
葛湯番茶で体の内外から温める、
3日3晩の“温感療法”が功を奏したのでしょう、
なんとか難を逃れることができました。

松本さんのメールによると、
Oさんは、1年前に肺に転移し、
上手くクリアしてきたようですが、
間に合わなかったようです。
Oさんは、僕の友人の獏さんの仕事仲間で、
4年前に、玄米菜食の食事指導者・
山村慎一郎さんを紹介したご縁で、
以後、ちょっと太目の体重もめきめき減って、
すっかりスリムになって若返っていたのですが、
あの快活な笑顔が忘れられません。

「天命に安んじて人事を尽くした」のでしょうが、
なかなか割り切れるものではありません。
こころよりご冥福を祈ります。


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2006年8月12日(土)

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