第1444回
子育てと食事法
いまは絶版となってしまった、
僕と、岩手の食生活アドバイザーの
鈴木美感子さん(ペンネーム 鈴木博子)の
共著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)
という本から紹介する、
「Q&A問答集=
毎日楽しみながら出来る
「食養生法」のABC」抜粋紹介の続きです。
*
◆Q&A(2) マクロビオティックってなにかむずかしそうですね
【質問】マクロビオティックってなにかむずかしそうですね。
食養生の本を読んで、
ボストン在住の久司道夫さんが
東洋医学と独自の哲学で体系化したもの、
マクロビオティック」とはギリシャ語で
「偉大なる生命」を意味することだと書いてありますが、
簡単にいうとどういった食養生法なのでしょうか?
【答え】 私も勉強して覚えたのですが、
桜沢如一という方が、
日本古来の玄米による食養生と
東洋の易の原理を合わせて「無双原理」として確立し、
それを「自然、宇宙と人間調和」という哲学から
近代マクロビオティックとして完成させたのが
久司道夫さんです。
でも、あまり理屈にしばられることはありません。
マクロビオティックは、今すぐ始められる
簡単な「生活法」と覚えて付き合いましょう。
家族の健康を維持するために、
病気がちな家族ひとりを元気にするために、
みんなが楽しく生活するために、
ぜひとり入れてほしいものです。
わたしは第一子、第二子出産のとき、
十二キロ前後体重が増えました。
第三子の妊娠中には体重増加を抑えるため、
昼の食事をシリアルにしたり、ご飯の量を減らし、
野菜を多くしました。
ところが体重が増えるばかり。
そこで、マクロビオティックの基本に則り、
ご飯を玄米か、三分搗き米や五分搗き米、
味噌と醤油は古式醸造の二年越しのもの。
塩は自然塩、そして三食きちんと食べること。
副食は野菜、海草を中心に、砂糖はひかえる。
コレを味馬手からは、
ぐんぐん増加していた体重の増え方が
ゆるいカーブを描きました。
おなかいっぱい食べてもです。
第一子、第二子妊娠中は
便秘がひどくて苦労しましたが、
第三子のときは全く便秘知らずでした。
こうして玄米や穀類、根菜類、豆類を
中心に食生活を変える・・・
マクロビオティックな生活がスタートしたわけです。
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「デトックス」(毒だし体内浄化法)の
基本理論やヒントがつかめますから、
明日も続けてお読みください。
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