元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1385回
「いのちの手帖」を読んでない方へ

季刊「いのちの手帖」には、
多くのキャンサー・サバイバー(ガン生還患者)の方たちから
「いのちを掴む」ために綴った渾身のメッセージが
【闘病記 ガンはあきらめない】と題して
実名原稿で寄せられたため、
その生きる勇気が賞賛され、
また「いのちの手帖」に対する関係者からの評価も
高まっているのです。

この季刊雑誌は一般の書店では手に入りませんので、
まだ読んでいない読者も多いと思います。
もし、知り合いで困っている方がおられたら、
ぜひ読んでいただきたいと考えていますが、
とりあえず、何人かの寄稿者の闘病記をいくつか紹介しますので、
「ガンはあきらめてはいけない」
「生きる勇気、希望のトキメキ」を伝えていただきたいと思います。
すべてを掲載するわけにはまいりませんので、
この6月17日(土)に開かれる、
「アンチエイジング国際シンポジウム」
の分科会・市民講座セミナー、
「ガン患者とアンチエイジング〜
ゆったり長生き! スローヘルス(創延命)患者学のすすめ」に
出演のおふたりのスローヘルス延命闘病記の
抜粋をさせていただきます。

一人は「前立腺、大腸、胃・・・多重がんに見舞われて」と題する。
前「週刊金曜日」発行人の黒川宣之さん、
もう一人は「肺ガン、そして脳転移を超えて14年」と題する
元ブリティッシュ・カウンシル留学情報室長の
小澤恵子さんからの原稿です。
詳しく聞きたい方は、ぜひ6月17日(土)に開かれる、
市民講座セミナー「ガン患者とアンチエイジング」に
事前登録*1してください。
おふたりのメッセージを直接、聞くことが出来ます。

          *

【闘病記】
ガンはあきらめない前立腺、大腸、胃・・・多重がんに見舞われて                  黒川宣之


女優の大空真弓さんが三つのがんの闘病体験を語った
「大空真弓、『多重がん』撃退中!」(宝島社)という本が
昨年9月に出版され、話題になりました。
1998年に見つかった乳がんを全摘出術したのに続き、
2001年から2003年にかけて胃がんと大腸がんを、
それぞれ内視鏡で手術した体験を中心に書かれています。

多重がんとは、同じ種類のがんが再発・転移するのではなく、
異なる臓器にそれぞれ独立した別のがんが発生したり、
同一臓器内に
二種以上の異なる組織型のがんが発生することをいい、
最近になって急速に増えているそうです。

医療が進んでがん患者の半分が
5年以上生き延びるようになったことや、
一度がんにかかると検診に力を入れるようになり
発見率が高まることが主な理由とされています。
高齢化の進展に加え、大気や食品の汚染はじめ、
経済の高度成長などに伴う
発がん物質の増加が大きな背景としてあります。

被爆60周年に当たる2005年の原爆記念日前後に、
いくつかの新聞やテレビが被爆者の後遺症として、
放射線を多く浴びた爆心地近くの人に多重がんが
増えていることを取り上げていました。


*1 http://www.aiset2006.jp
(なお、お蔭さまをもちまして「ガン市民講座」は予約満席と
なりましたので応募を締め切りました)


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2006年6月12日(月)

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