元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1297回
花粉症とホメオパシー

僕の主治医で、ホリスティック医学協会会長の
帯津良一医師と外国にご一緒したときなどは、
ジョークを交えて「ミスター マンスリー・オビツ」と
紹介することがあります。

帯津先生は読書好きというだけでなく
忙しい診療の合間にも
まるで、月刊誌のように本を書いてしまう、
まさに「月刊帯津」、つまり、
文章の達人でもあります。
よく、お医者さんに原稿を依頼すると、
ひどい人は、1年たっても、2年たっても
書いてもらえない人がたくさんいます。
しかし、帯津医師は、僕が本を新しく書いたりすると、
推薦文のような小さな原稿でも、
きちんと締め切りまでに送ってくれます。

先日、発売した、スローヘルス研究会編集の
「いのちの手帖」創刊号の巻頭言の原稿はもちろんでしたが、
漢方複合薬の天仙液の開発者・王振国医師との
長文の対談記事も、
あっという間に校正していただきました。

その「マンスリー・オビツ」こと、
帯津先生から、また新刊が送られてきました。
題して「花粉症にはホメオパシーがいい」(風雲舎)というもので、
帯津医師と共に、
ホメオパシー医学では、日本の先駆けである、
板村倫子医師との共著です。

さて、最近、あなたも患者仲間から
ホメオパシーという療法が、アトピー性皮膚炎とか、
ガンのような治りにくい症状にいいらしい・・・
という話を聞いたことがあるかもしれません。
ホメオパシーについては、
第1002回 ホメオパシー療法って何?
第1074回 僕のホメオパシー体験記など、
このコラムでもなんどか解説しましたので、
詳しく知りたい人は読み返してほしいのですが、
分かりやすくいいますと、
「ホメオパシー=西洋の漢方薬」と、
まず覚えておいたらいいと思います、

それぞれ原理やこまかい処方法は違いますが、
「病気の人が本来持っている自然治癒力に働きかけ、
調和の取れた全体を取り戻し、
健康への「回復」を手助けする医療」という考え方は同じです。
もちろん、日本ではまだ公認されていませんが、
イギリスなどでは保険医療にも適用されている公認の医療です。

その療法はというと、
いまの西洋医学のように、臓器を切れば治る・・・
という荒っぽい考え方ではなく、
症状や体質に合わせた決めのこまかい対応が出来るものですから、
やっと、日本の医師の間でも見直され、
また難病に悩む患者の中で
話題になりつつあるものです。

さて「花粉症にはホメオパシーがいい」という本は、
花粉症にはじまって、
偏頭痛、成人型アトピー性皮膚炎など、
小さな粒(レメディ)を舐めるだけで、
何らかの効果を感じたり、
痛み・かゆみが苦にならなくなるといった原理と症例を
ご両人の対談と、それぞれのレポートでまとめたものです。

僕の場合は、花粉症はありませんが、
ガン治療によるバランスの崩れ、
頭痛や腰痛の治療に帯津医師から処方してもらっておりますが,
睡眠がよくなったり、手足が暖かくなったりして、
不思議とからだの調子が整います。


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2006年3月16日(木)

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