元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1074回
僕のホメオパシー体験記

さて、帯津良一医師の新しい病院、
東京・池袋のメトロポリタン・ホテルにある
「帯津三敬塾クリニック」うかがったのは
今回は、新しい本の企画の
打ち合わせだったのですが、
その日は、蒸し暑いじめじめした日で、
ちょっと椎間板ヘルニアの腰痛が出たので、
「椎間板ヘルニアみたいに難しい治療でも
 ホメオパシー療法できますか?」
と、ついでに聞いてみたのです。

帯津先生が「やってみましょう」というので、
レメディという、この療法独特の薬を
処方してもらうことにしたのです。
ただし、ホメオパシーという療法は、
いまの西洋医学のように、
患者を一把ひとからげにして
「はい、風邪ですから、咳止め、解熱剤、喉の薬、
 そして抗生物質を上げましょう」と
すぐに、オキマリの薬が出されるものではありません。

帯津医師がいうように、
ある病気の患部だけではなく、
患者一人一人の体はもちろん、
全体のバランス、精神の状態も、
ぜんぶ丸ごと診て、
数千種類の薬の中から選ぶ――、
ホメオパシーとはまさに、
人間丸ごとを診る
究極のホリスティック医学ですから、
処方には多少時間がかかるようです。

その前に患者に渡されたのが
「ホメオパシー質問表」という
10ページに及ぶ心身の調査表です。
その質問に答えると
その人にあった
レメディ(薬)を探し出すことが
出来るというのです。

ちなみに、
その質問項目とは、
「現在悩んでいる体の症状や
 精神的な問題で治療したいことを記入してください」
に始まって、
「何か不安に思ったり、心配していることがありますか?」
「今一番していて楽しいことは何ですか?」まで――、
100問近い質問項目があって、
「からだ、こころ、いのち」のすべてにわたる
患者の微細な調査から
診察、処方が始まるのです。
いまの大学病院の3分間治療とは大違い、
まさに人間本位の治療というわけです。


←前回記事へ

2005年8月5日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ