元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1072回
漢方、気功、ホメオパシー

なぜ、漢方、気功、ホメオパシーといった
代替療法を中心としたユニークな病院を、
思い切って作ったのか?

帯津良一医師の新しい病院、
東京・池袋のメトロポリタン・ホテルにある
「帯津三敬塾クリニック」に行って
先生にお会いしてきた話の続きです

この病院のシステムを紹介する前に
拙著「帯津良一のがんに打ち克つ いのちの手帖」から
帯津医師の持論=新しいガン治療の考え方を
おさらいしておきましょう。

「何よりも大事なのが
 患者さんと医療者の統合です。
 治しが中心にあった20世紀の医療では、
 知識と技術を備えたプロフェッショナルが、
 素人が何を言うかとばかりに
 睥睨していればよかったのです。
 これは本来の医療ではありません」

「医療とは患者さんを中心に、
 家族、友人、すべての医療者が
 織り成す“場”の営みです。
 すべての当事者が自らの生命のエネルギーを
 高めながら人間まるごとをぶっつけ合っていく。
 その結果、共有する場のエネルギーは高まり、
 患者さんは言うまでもなく、
 当事者一人ひとりが癒されていく。
 これが医療というものです」

というわけで、
改めて、帯津医師に
「帯津三敬塾クリニック」
創設の考え方を聞くと
以下のような答えが返ってきました。

「患者さんが癒されていくためには、
 いかにエネルギーの高い場に
 身を置くかが鍵になりますし、
 患者さん自身も場のエネルギーを
 高めるために貢献しなければなりません。

 患者さんと医療者とが
 心から力を合わせることの
 統合された“場”さえあれば、
 がんは今よりも
 ずっと付き合い易い病になるはずです。

 医師はもちろん、
 看護師も薬剤師も、事務も受付も、
 とにかくホリスティックな医療というものに対して
 志が高い人たちばかりを集めて、
 医療の場としてエネルギーの高い
 クリニックを作ろうと考えたのです」


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2005年8月3日(水)

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