第1227回
ガンと「わが家で出来る気功」
ことしの春、
スローヘルス研究会から創刊する、
季刊「いのちの手帖」に
帯津三敬病院の鍼灸師であり、
気功師である、
鵜沼宏樹さんの連載も図解入りで
お願いする――、と前回書きましたが、
鵜沼宏樹先生の針灸法については、
帯津良一・編著の近刊
「がんを治す 在宅療法大事典」にも収録されており、
まえに、その一部をこのコラムでも紹介しました。
というわけで、今回は、
「わが家で出来る針灸術」につづいて、
鵜沼式の「わが家で出来る気功術」について、
「がんを治す 在宅療法大事典」から、
抜粋して紹介しましょう。
ガンの患者が気功の取り組む心構えです。
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30分から1時間ぐらいかかる功法(大功法)を
ひとつ中心において、
あと1回、3分〜5分で終わる小功法を
生活の隙間に入れていき、
無理のないように、
しかし全体ではかなりの時間、気功状態にあるようにし、
さらにそれぞれの状況に対応するのが理想です。
がんに取り組む場合は、
他の病気より
さらに多くの時間を練習に費やすのが普通です。
しかし、気功以外にイメージ療法や
ビワ温灸・生姜湿布などを
取り入れたりする場合も多いですから、
その時間も考慮に入れますと、
なかなか何時間練習するべきだと
時間を限定するのは困難かと思います。
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と解説しながら、
「気功を練習するときの心がまえ11条」を
次のように上げています。
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1.服装はゆったりしたもの
2.空気のきれいなところで
3.強い風が吹いているときはやらない
4.視界の広い場所で
5.情緒不安定に注意
6.満腹のとき、空腹感の強いときは避ける
7.性生活は慎むように
8.継続は力なり
9.鍛えるというより開放する
10.信念を持って行なう
11.仲間といっしょに練習する
ひとりで練習するより
大勢の仲間といっしょに練習するほうが
効果が高まります。
それは多くの人と練習すると、
その「気場」の力が高まり、
その治療効果も期待できるということがあります。
また仲間と支えあい励ましあいながら練習するのと、
ひとりで孤独感にさいなまれながら練習するのとでは、
効果に大きな違いがあらわれる、
という心理的問題でもあります。
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詳しくは「がんを治す 在宅療法大事典」を
読んでみてください。
きっと、役立ちます。
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