第1190回
盛況のホリスティック介護講演会
11月23日(水)東京・目黒で開かれた
帯津医師と僕の講演会が、
盛況のうちに終わりました。
「介護をもっと、ホリスティックに」というテーマで、
とくにガンだけでなく、認知症や老齢者医療など、
より広範囲な介護について、
病院はもちろん、在宅や地域で、
よりホリスティックな環境を作れないか?
そうした提案をするセミナーです。
主催したのは「NPOオーロラ自由会議」、
「ホリスティック介護研究会」をやっておられる
遠藤京子さんと作家の山口泉さんで、
「医療だけでなく、介護においても、
一人ひとりの被介護者の全体性を考えたい」というのが、
今回の企画の主旨でした。
「生命場のエネルギーを高めることが大切」
「ホメオパシーこそホリスティック医学」
という帯津医師の講話に、
ガンの患者さんや家族の方々、
また、老親の介護を続けている家族のみなさんから、
活発な質問が続き、
5時間に渡るセミナー会場は
まさに「いのちのエネルギー」が
満ち溢れる場となっておりました。
さて、帯津良一医師の講話の前座として、
僕は、自分のガンと
母親のボケ(認知症)の介護の経験を元に、
「ホリスティック介護予防学=家庭食育のすすめ」
というテーマで話をさせてもらいましたので、
このコラムでも、少し、掲載させてもらいます。
話のレジュメは以下のような、
「老化と食事」は大いに関係ありというものです。
*
●はじめに
ガンと認知症にどう向き合うか?
=「ガンは食べて治す」「ボケも食べて防ごう」=
1.いまの介護制度は、
本当に「3つの老い」に対応しているだろうか?
2.ガンは急性老化、ボケは慢性老化・・・
典型的な老化病と考えよう
3.介護5にならないための近道は、
50歳からの「スローヘルス発想」
4.「人間の治療が壊れた機械の修理」
「制度がベルトコンベア」では困る!
5.ホリスティック介護予防学のすすめ=
老化予防の「食事改善」とは?
6.甘味過食が万病のもと!
「ガンは食べて治す」「ボケも食べて防ぐ」
7.「体は食べ物が作る」・・・
過食偏食の戒め=玄米菜食のすすめ
8.発想の逆転!「久病良医」
「家族は最大の良薬」「キッチンは命の薬局」
9.「いのちの環境場作り」とは、
患者、家族、医療者の「信頼のつながり」
10.食事法、そして呼吸法が、
ホリスティック介護予防学の決め手だ
●おわりに
「介護と家族」「患者と病院」「老化と養生」
=帯津良一博士と、この3つの課題を考えよう=
*
ガンのような生活難病を予防するには、
「運動と食事」が大切だと、
WHO(世界保健機関)も公表していますが、
とくに、僕は「食事改善」こそ、
長寿難病時代を「元気で長生き」に過ごす
ホリスティックな発想法、
スローヘルスの健康法だと提案したわけです。
|