第1180回
「はり灸」で頭痛を治す
話題書「がんを治す 在宅療法大事典」
に掲載されている
鵜沼宏樹式の家庭で出来る
楊枝とペットボトルで出来る
「はり灸・実践法」の話の続きです。
それでは、楊枝を「はり」に、
ペットボトルを「灸」に、どう使うのでしょうか?
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ここで使うツボは
大椎、命門、腎兪、神闕、
曲池、足三里、太谿の7つです。
この6つのツボのうち
神闕を除いた5つのツボへ、
まずツマヨウジの束で
軽くトントンと30〜50回たたきます。
その次に、この6つのツボへ
ペットボトルの温灸を行ないます。
ひとつひとつのツボへ温灸器をあてていきますが、
最初ツボへあてて、
温かいのが「熱い」と感じたら、
次のツボへあてます。
6つのツボにひととおり順にあてていきます。
これを3周〜5周行ないます。
ということは、
ひとつのツボを3〜5回刺激するのです。
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では、実際に「頭痛」を治すには
どうしたらよいのでしょうか?
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(ツボは)百会と太陽を使います。
もし偏頭痛なら足臨泣を加えます。
●百会は正中線と
両耳の先端を結ぶ線との交点あたりの、
押すとブヨブヨしたところです。
そこへ右手の中指をあて、
左の手のひらをその上にかぶせ、
百会を押したまま両手で
ぐるぐる36回まわし、
頭皮をずらすようにします。
●次に太陽ですが、場所はコメカミです。
両側の太陽に親指をあてて少し押しこみ
「の」字を描くように36回まわします。
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僕も試してみましたが、
じつに気持ちもよいものです。
鵜沼宏樹式の家庭で出来る
「はり灸・実践法」に興味が湧いてきたら、
話題書「がんを治す 在宅療法大事典」
を紐解いてみましょう。
楊枝とペットボトルで出来る
頭痛、吐き気、腰痛、便秘、痔、食欲不振の
「はり灸」法が詳しく解説されています。
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