元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1179回
楊枝とペットボトルで出来る「はり灸」

話題書「がんを治す 在宅療法大事典」
に掲載されている
鵜沼宏樹式の家庭で出来る
「はり灸」の実践法の話の続きです

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ツボから入る情報というのは、
はりや灸、
あるいは指圧等で刺激を送りこむことで、
ツボから出る情報とは、
過敏になったり痛みが出たり、
押すと心地よいという反応です。

「気血の運行」といいましたが、
気とは生命エネルギーのことで、
血とは血液のことです。
中国伝統医学の生理観では、
気と血が一セットで
体を循環していると考えています。
がんの患者さんに対するはり灸では、
免疫力をアップするための方法と、
いろいろ起こってくる症状に対して
ケアする方法の二通りが必要になります。

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「はり灸」とは、
生命エネルギーと血流を調える
東洋独自の伝統療法というわけです。
では、家庭でできる鵜沼式「はり灸」とは、
どんなものか?

1.「はり」はツマヨウジ(楊枝)と指先、
  また、米粒、あるいはビーズで代用できる
2.「灸」はお湯を入れたペットボトルで代用できる
――というのです。

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ツマヨウジ(楊枝)はそのまま一本で
頭の丸いほうを使うケースと
30本ほどをゴムバンドで束ねて
使うケースがあります。
米粒やビーズは、サージカルテープや
バンソウコウで貼りつけて使います。

ペットボトルの温灸は、
まず500ミリリットルの角型ペットボトルを準備し、
木綿のくつ下を二重にはかせ、
そこへ80〜90度程度の熱いお湯を入れ、
しっかりフタをして準備終了です。

ただし、メーカーにより熱で変形するボトルがあり、
お湯もれにつながることがあるので
確かめてから使いましょう。
ペットボトルの温灸のメリットは
よほどのことがないかぎり、
ツボをはずすことがないという点です。

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興味が出てきた人は、
「がんを治す 在宅療法大事典」を読んで見ましょう。
図解入りで分かります。


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2005年11月18日(金)

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