第1132回
病院は「いのちの広場」と変えるべきだ
世界のガンの病院が
患者本位に大きく変わりつつある――と、
日本の統合医療の第一人者である
帯津良一博士と、香港から高速艇で1時間、
中国・広東省の珠海市にある、
天仙液でおなじみの王振国医師の建てた、
じつに「スローヘルス」なガン専門病院=
振国腫瘍康復医院の視察に行ってまいりました。
このときの詳細については、
いずれ、単行本にまとめて報告したいと考えて、
そのときに行われた
帯津良一博士と王振国医師の
おふたりの対談の原稿を
まとめている最中ですので、
そのさわりだけを紹介します。
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帯津:病いの中にあって、これまで通り、
自分らしく生きることを可能にしてくれるもの、
それこそ医療です。
健康で生きることと、
病気で生きることの間には、
境界線があってはならない。
長寿社会を迎えているいまこそ、
私たちは、よく生き、よく病み、よく死ぬ・・・
もうそろそろ人間本来の医療を
取り戻さなければいけませんね。
王 : わたしたちの病院では、
必要があれば、
化学抗ガン剤も少々使いますが、
体にダメージを与える、
また、全身に疼痛が走るような辛い治療を行わない。
漢方生薬から抽出した注射液を打ち、
点滴をした後には、
皆で、レクリエーションですね、
談話室はもちろん、カラオケルームもあり、
皆で、歌を歌ったり、
色々話をしたり出来ます。
家族揃って食事を楽しみたければ、
自炊できる大きな厨房もあります。
家族用の個室もセットします。
漢方浴SPAや美容室もありますから、
ここは自宅と同じ気分で暮らせるのです。
ですから、多くの病院が、
こうした「新しい医学モデル」に
変わっていかなければいけない。
これが、私たちが目標とする
「ガン治療革命」であり、
まさに「超・漢方療法」なのですね。
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珠海の病院内を視察する帯津医師(右は王医師)
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