第1083回
「ベース・サプリメント」のすすめ
サプリメントの免疫効果はどうなのか?
「六本木ステーションクリニック」の院長で、
様々な免疫療法も実践している、
鈴木徹也医師の見解の話の続きです。
Q:どれを飲んでいいのか迷ってしまうのですが。
A:サプリメントは
大きく二つに分けられ、
体にとって不可欠な栄養素を含む
ビタミンやミネラル剤をベースサプリメントといい、
アガリクスやプロポリスなどのような
身体機能を向上させる
オプショナルサプリメントと区別します。
これが大事なポイントです。
Q:ビタミンやミネラルには
どういう働きがあるのですか?
A:生命活動に伴う
さまざまな化学反応を助け、
体の機能を調整する
潤滑油のような役目を果たしています。
体の構成要素や
エネルギーにもならない微量の栄養素ですが、
体内で合成できないため
食物から摂取できないと
生命活動を維持することができません。
Q:だからベース・サプリメントと呼ばれるわけですね。
A:そもそも人間の体には
異常が起こるとそれを正常に戻そうとする
自然治癒力が備わっており、
ビタミン・ミネラルが足りないと、
その反応の力が弱くなります。
つまり病気からの回復力が
低下するということです。
最近話題になっている
健康食品のようなオプショナル・サプリメントの効果にも
影響してくると私は考えています。
Q:どういうことでしょうか。
A:アガリクスやプロポリスなど、
有名なサプリメントを摂取しても
効果のあがらない人がいます。
それはビタミンやミネラルの不足によって、
それぞれの有効成分が起こす作用や
体の機能調節がうまく反応しないからです。
まずベースサプリで体の受け入れ体制をつくり、
それから身体機能向上のための
サプリを摂取したほうがよいでしょう。
ちなみに、「漢方健康ネットワーク」の
増刊号に掲載されている
鈴木医師の「ガンと免疫」の話は、
このほか、病院で実践している
「NK(ナチュラルキラー細胞療法)」についても
詳しい解説がありますから、
この雑誌を読みたい人は、
以下に問い合わせてみてください。
「漢方健康ネットワーク」の電話番号は
03−5210−2246です。
免疫力を高めるとは、
ただ薬を飲めばよしというのではなく、
日ごろの食事や呼吸法による、
ベースサプリメントの活用が大切ということですね。
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