元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1047回
玄米菜食のレトルト版が登場

いろいろなガンの仲間たちと付き合っていると、
人生の運不運、人生の不公平を感じて、
神も仏もなじりたくなることがあります。

ガン友で「週刊金曜日」の社長である、
黒川宣之さんとは、
「その時代の医療の進歩と、
 患者のめぐり合わせについて」
しみじみと話し合ったことがあります。

また、前に、このコラムで、
日本医学ジャーナリスト協会名誉会長の
宮田親平さんの新著「ガンというミステリー」
という本を紹介しながら
「患者が受ける治療は、
 そのときにどれだけ
 医学が進歩しているかという、
 運によるしかない」
という話を載せたことがあります

確かに“秒速分歩”で進む医学の進歩、
そして、インターネットの普及によって、
ガン情報は急速に広まり、
早期発見や最新治療法で
助かる患者も増えていますが、
ガンはミステリアスです。
突然、病状が悪化します。
まさに、医学の進歩を超える
「運」「不運」の瀬戸際に多くの患者が立たされます。

最新治療の選択による
「運」「不運」だけではありません。
ガンは生活習慣病、突然の老化現象といわれるように
一方で、体質改善による
自然治癒力のアップも図らねばなりませんから、
一歩、養生を怠ると、
これまた「運」「不運」の狭間に
立たされることになります。

ガン養生といえば、
僕の励行している食事法にしても、
いまはカミサンが、
有機の穀類や野菜を自然食品店で買い込み、
いろいろ工夫しながら
玄米菜食の料理を、
毎日、作ってくれるからよいですが、
これも、互いに70歳を超えて、
カミサンの体調でも崩れれば、
食事による養生も続けられず、
思わぬ「不幸の淵」に立たされるかも知れないわけです。

前回、紹介した原田廉平さんにしても、
東京に単身赴任であったために、
1週間に一度、奥さんに炊いてもらった玄米ご飯を
ラップに包んで小分けして冷凍庫に入れておき、
毎日、温めなおして、玄米菜食を続けていたと聞きました。
いまや、養生も大変だなあと
二人で語り合ったこともありました。

そうした心配をしているとき、
マクロビオティック玄米菜食法の総元締めでもある
日本CI協会から
僕にとっては、ひとつの朗報が入ってきました。
なんと、活性発芽玄米やおにぎりのパック、
レトルトの煮物やハンバーグ
フリーズドライの味噌汁、三年番茶など
「お湯で温めればすぐに食べられる」
玄米菜食のレトルトセットが出来たというのです。
名前は「マクロビオティック入門食品」です。


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2005年7月9日(土)

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