元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第972回
あなたの会社を「風水」すれば・・・

われながらびっくりしたのですが、
このコラムの第959回=4月12日掲載分、
「ライブドアを“風水”する」という記事で書いた
「ライブドア・フジテレビの和解説」が見事に的中?
翌4月13日には、最安値のライブドア株が
10%以上の急反騰を見せたことがありました。
もちろん、僕の風水診断が
“直接”の原因ではありませんがね。

まえにも書きましたが
フジテレビ以外のマスメディアは、
「どっちが勝つか?」
「ほりえもんはアホだ、可哀想だ」と言った、
“バカの鏡”のような報道で、
面白がっていれば良かったのかもしれませんが、
当事者にしてみれば、お互いに喧嘩をして、
会社の株価が下がりっぱなしとなっては、
経営者の資質も問われるわけですから、
両者の水面下の工作は必死なわけです。

とうとう、13日の朝刊で、
読売新聞が和解の動きをすっぱ抜き、
各社も夕刊から
「ライブドアとフジテレビ和解案軸に調整、
 業務提携はなお隔たり」といった記事を
猛烈な勢いで流しましたから、
その直後、ライブドアばかりか、
フジテレビもニッポン放送も株価は急反騰したわけです。
“風水診断もまんざらではないなあ”と、
当コラム記事のタイミングのよかったことに
いささか、僕自身も驚きました。

それはさておき、
4月12日掲載分=「ライブドアを“風水”する」を、
もう一度再読してもらえば分かるとおり、
僕の風水診断とは
「ライブドア、フジテレビ、ニッポン放送の
 三社のトップの姓名と、
 会社立地の“土地霊”とのかかわりを判断すれば、
 “和解”こそ最良の出口になる」という予測でした。

別に、僕は、世に中の出来事、
仕事の成否、日常の生活・・・
これらをすべて
「風水」に凝り固まって運勢を決めるような
野暮な考えを持っているわけではありませんが、
いまのように社会が複雑に絡み合い、
事件が不透明、不確定になればなるほど、
借り物の欧米の論理や、
司法判断だけでは解決の糸口が見えなくなる・・・
ですから、もう少し、
人間社会を複雑系で解明したほうが、
分かりやすいと考えているのです。

ライブドアやフジテレビの動向はもちろんですが、
さまざまな難局を迎えている企業の将来も、
「風水環境学」で分析すると、
これからの不透明な時代は、
よく見えてくるから面白いですね。

いや、“風水”や“土地霊”という言葉が嫌いな人でも、
その会社の「立地の環境」「立地の歴史」が、
企業成績に影響する・・・
こうしたことに思い当たる事例はないでしょうか?
東洋古来の論理を忘れたり、
祖先とのかかわりを忘れたりして、
おごり高ぶった経営をしていると、
墓穴を掘ることにもなりかねません。
もちろん、あなたの会社の将来も
“風水”で読み取って見ると、
思わぬ側面が見えてくるかもしれません。


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2005年4月25日(月)

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