第850回
部位別ガン検査法5/【咽頭ガン】【脳腫瘍】【骨肉腫】など
ガンが疑われた場合、
以下のような順序で、
診察・検査を受け、
最後にガンの総合的な診断が行われます。
【咽頭ガンの検査】
まずは問診・視診。
中咽頭ガンは視診できるが、
上咽頭ガンと下咽頭ガンは
ファイバースコープを使って調べる。
リンパ節への転移は触診など。
確定診断には生検も。
ガンが確認されれば、
さらにX線、MRI、CT、超音波などの画像診断。
【喉頭ガンの検査】
まずは視診。
さらにファイバースコープおよび生検。
ガンが確認されれば、
X線、MRI、CTなどの画像診断。
声帯の動きをスローモーションで
観察する喉頭ストロボスコピーによる検査もある。
【口腔ガンの検査】
耳鼻咽喉科(頭頸科)、口腔外科で診療を受けます。
病変を調べる生検、
リンパ節を調べる触診や超音波検査。
さらにX線、CT、MRIなどの画像検査。
【脳腫瘍の検査】
頭痛の程度が徐々に強くなったり、
嘔吐の頻度が増えたり、歩き方や話し方、
話の内容がおかしくなってきた場合には、
診察・検査を受けること。
まずはCT、MRIなどの画像検査、
そして脳血管造影。画像診断で脳腫瘍が見つかった場合には、
どのような種類か、悪性か良性かを調べるため、
開頭手術による病理診断を行うケースもある。
【目のガンの検査】
眼底検査と超音波診断。
転移はCT、MRI、胸部と骨のX線などで調べる。
【皮膚ガンの検査】
まずは皮膚生検。
ガンの拡がりを調べるために
周囲のリンパ節を切除することもある。
画像診断:胸部X線、CT、MRI、腹部超音波検査など。
【骨肉腫の検査】
まずは身体の検査と血液検査。
腫瘍マーカー:ALP(アルカリフォスファターゼ酵素)など。
画像診断:X線、CT、MRI、アイソトープ検査。
確定診断には切開生検による組織診も。
その他の補助診断として、骨シンチグラフィー。
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