元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第649回
ガン性格を知っていますか?

自分の納得のいくような治療を受けたい、
ガンといわれても「元気で長生きしたい」と思ったら、
いま盛んに研究されている、
心身を豊かにするホリスティック医学や、
自律神経免疫療法、
精神神経免疫学、さらに行動医学の本も、
患者は率先して読みましょう。
これが、大学病院のドクハラ治療やノルマ治療に負けない、
賢いガン患者のこれからの知恵です。
情報自在社会の患者の特権です。

もし、ガンと宣告されたら、
ガン宣告即=死ということも、
医療迷信であると「情報時代」は教えてくれていますから、
わが身をただ大学病院の医師に
預けっぱなしにする発想は止めましょう。
じっくり時間をかけて家族と一緒に、
治療計画をたてましょう。

その治療計画の相談に乗ってくれる医師も
たくさん出てまいりました。
このコラムで推奨している、
帯津医師、安保教授、土屋医師は、
そうした新しい長寿情報時代をリードする先駆者たちです。

また、前回紹介した「内なる治癒力」(創元社)という
精神神経免疫学の本には、さまざまな心理テストの結果、
こんな興味深い「性格診断」が書かれています。

・タイプA性格=短気で緊張しやすく精力的なタイプ。
          狭心症や心臓疾患などになりやすい。

・タイプB性格=リラックスして自信満々のタイプ。

・タイプC性格=常に安らぎを求め、
          気持ちをコントロールしたがるタイプ。

人が良いだけでなく、
不快な悪感情を外に表わせない。
最後のCタイプが「ガン性格」だそうです。

「ガンの進行の遅い患者は、
 人生のストレスを乗り切るコツを掴んだ人」
こうした結果が出ているそうですから、
ただ臓器を切る、抗ガン剤を大量に浴びる――
これで「ガンが治る」といった
これまでの医療迷信から脱却することが
「元気に長生き」=ガン克服の近道だと思います。


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