元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第150回
甘いものの過食が疲れやすい体に変える

甘いものと乳製品や肉や卵の過食が
疲れやすい、免疫力の弱い子供を作ります。
なぜか?
こうした食べ物は血液を汚す、
つまり極度に体を酸性にさせるからです。
弱アルカリ状態が正常の人間の体の
酸性がどんどん強くなると最後は死にますから、
あわてて骨に蓄積されたミネラル分を出して補給します。
これは骨粗しょう症の原因ともなります。

また、そうした過食によって、
脂肪分が膵臓に溜まり、血糖値が急激に上下し、
ホルモンバランスを崩します。
いつも低血糖症の子供、
つまり免疫力の弱い子供を作ることに繋がります。
低血糖になれば、
エネルギーを回復しようとして、
またチョコレートやアイスクリームを
貪り食べることになりますから、
どんどん体質は悪くなっていく。
これが高蛋白、高脂質、そして甘いもの、
さらに農薬と化学添加物食品の過食が起こす
食の危機、命の危機なわけです。

ステーキやアイスクリームが
大好きなアメリカでは、
そうした生活習慣病の弊害に気づいて、
1970年代に
動物性タンパク質や脂肪を減らすための
デザイナーフーズ計画というものが議会に提出され、
穀類や野菜を中心とした食事を
目標とする指針が出されました。
これはあまりにも
国民の医療費がかかりすぎるという財政上の問題から
提起されたところもありますが、
インテリや女優の間では、
穀類菜食に熱心な人たちがあらわれ、
とくにマクロビオティック食養生に関心の強い人は
200万人になっているともいわれています。


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2003年1月24日(金)

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