元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第107回
肉、ハム、レタス、ほうれん草の発色剤に要注意!

子どもたちを蝕んでいる食品添加物の恐ろしさについて、
食事指導者の山村慎一郎さんと、
メールで交した一問一答の続きです。

Q:発色剤の発ガン性で恐いのはどんな種類のものですか?

A:「ガンに関係する部分では
合成保存料のソルビン酸と
発色剤の亜硝酸塩の発ガン性が問題になっています。
食品の添加物の欄を見るとよく書かれてある添加物ですね。
ハムや肉によく使われる亜硝酸塩(発色剤)と
アミン類と一緒になると
強力な発ガン性があるニトロソアミンという物質ができます。
このアミン類というのはタンパク質で
アミノ酸の一種です。
ソルビン酸だけでも発ガン性が確認されているのに、
さらに強力な発ガン性を出す亜硝酸を一緒に使うなんて、
イヤハヤです」

Q:亜硝酸塩を含む発色剤は
どんな食べ物に添加されているのですか?

A:「この発色剤は肉やハムだけではなく、
レタスやほうれん草がしおれないように、
パリッと新鮮に見えるようにするためにも
使われているそうですよ。
ちなみに薬さえも要注意です。
薬を間違えて飲まないようにいろいろ色がついていますが、
これらにも合成着色料や発色剤が使われている場合があります」

さらに、この亜硝酸の毒性は農薬からも口に入るといくのです。
「この亜硝酸は農業分野でも大きな問題になっています。
野菜を選ぶ時、緑色がうすい方を選びますか?
それとも緑が濃い方を選びますか?
ほとんどの人が濃い緑の方を選ぶと思います。
ところがここに大きな危険が潜んでいます。
日本の野菜は味よりも大きさを重視します。
小さい大根と大きい大根を並べてあれば
大きなものから売れていきますからね。
そこで農家では尿素や硫安と言った
窒素系の肥料をたくさん施肥します。
これらは土にいる微生物が分解して
硝酸の形にしてから吸収されます。
この硝酸塩が口の中にはいるとおなじみの亜硝酸塩になるのです。
過剰な堆肥や化学肥料によって
農作物に硝酸体がたくさんありますよ、
危ないですよ、と野菜の緑の濃さが教えていているのです。
牧草地では牛は色の濃い牧草は決して食べないと言うことです」
なんと、色鮮やかなほうれん草やハム、タラコどころか、
身近な薬にまでが、ガンを発生させる亜硝酸塩を含んだ
発色剤にまみれているとは?


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2002年12月12日(木)

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