第三章 先読みしすぎた株式投資 「株」の話で文壇から仲間はずれに
パチンコ屋と政治家
パチンコ屋を蔑視して言うわけではないが、パチンコ屋を経営している人は、他人がそう思うよりは、ご本人のほうがコンプレックスを感じていることが多い。
パチンコ屋をやっていると、どことなくうしろめたさがつきまとう。娯楽の場を提供しているのだから、野球場やゴルフ場を経営しているのと同じように、立派な職業ではないかとひらきなおってみても、遊戯場という名刺を出すときに、ついオズオズしてしまうのだから、他人はだませても自分はだませないようである。
やはりパチンコ屋というと、人の射倖心に狙いを定めてお金を稼ぐ商売だからであろう。
その点は、競馬、競輪、競艇の経営者と心理的に共通するものがある。競艇で大ボスにのしあがった人が、何かというと平和に貢献しているような発言をするのも、深層心理をさぐっていけばコンプレックスから出発しているからであろう。
私はパチンコ屋の集まりでよく講演をすることもあるし、またパチンコ屋を経営して財を築いた人々もたくさん知っている。なかには、立志伝中の人に属するんじゃないかと思いたくなるような立派な人もある。
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