第3348回
■劉備ファンさんからのＱ（質問）：三国志について
（40代　男性）

邱先生。
いつもコラムを有難うございます。

先生が主宰されていらっしゃる投資考察団に
過去、三国志のゆかりの地が
ツアーに組み込まれていたことを知りました。

邱先生は三国志がお好きでしょうか。
私の周りでは劉備玄徳のファンが一番多いのですが、
実務家としてみれば、
やはり曹操が一番有能ではないかと思います。
あれだけ広大な中国大陸を舞台に
今から1800年前に覇権争いが起こっていたなんて、
凄いことだと思います。

世界中にファンの多い三国志について、
邱先生のお考えをぜひお聞かせ下さい。

■ＱさんからのＡ（答え）

三国志は好きかと聞かれても、
私は三国志のど真ん中の所で仕事をしております。

みなさんを成都に連れて行く
ということだけじゃなくて、
成都は私の仕事場の１つでありまして、
今から17、8年前に四川省長さんと
成都の市長さんに頼まれて、
初めて成都に行きました。
諸葛亮孔明のお墓を見に行きまして、
すぐ隣のレストランでご馳走になったんですど、
そこは劉備が三顧の礼で頭を下げに行った
三顧園という名前がついていました。
その時、ご馳走になった料理は、
甘いものが出来てたからこれでおしまいかと思ったら、
また最初から出て来て、全部で35皿ありました。

世の中の歴史は必ず統一と分裂の繰り返しなんです。
これから世界が１つになると言ったって、
なってはまた三国志ということが起ります。

現に今は中国は１つになる方向に動いていますので、
この次どうなるかはわかりませんけど、
大きすぎる頭痛のタネにもなります。
ですから、三国志はこれでおしまいということには
ならないでしょうね。