■QさんからのA(答え)
「立て直しの原則」は前に私が
成熟社会が終った後の日本では
自分の会社はもう安泰と思っている人が多いけれど、
本当は社長だって社員だって明日をも知れぬ命ですよ、
ということが私の頭の中にあって、
会社をどうやって立て直すのかを書いたものです。
もちろんそれは今日、もっと切実な問題になっていると思います。
大体見ておりましても
戦後の日本を立て直すのに力になったと思う人たちで
今日まで残っている人はもう数えるほどしかおりません。
事業と共にその人も世の中を去っているか、
事業に去られて自分だけ置いてけぼりという人が多いんです。
そういう中で自分たちがどうすればいいかは、
年齢によって皆考え方が違いますから、
若い人と年を取った人に
同じ答えを出すわけにはいかないと思います。
全ての人に一律に必要なことは大体が実現不可能なことです。
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