第2323回 ■邱さんの大ファンさんからのQ(質問):豪州ドルについて
5年ぐらい前から、豪州の債券に投資しています。
高利回りであることと、資源国であることから通貨は強くなり、 安定した収益を得ることができると思い投資してきました。 サブプライムローン問題で米ドルが弱くなり、 円や豪州ドルが強くなると予想していました。
しかし、実際は、米ドルが強く、豪州ドルが弱いのです。 なぜ、このような現象になるのか教えてください。 また、今後、豪州の通貨は強くなるのでしょうか?
■QさんからのA(答え)
為替関係のことはとても難しいんです。 我々の常識と違うことが起ると、思わぬ方向に動くし、 また自分が思っているのとも反対の方向に動くのです。 ですから海外貿易をやる場合は その時の相場で話が成立したらすぐに決済をしてしまわないと、 結果としてマイナスになることが多いんです。
何故と聞かれても誰にも分からないことが多いんです。 中央銀行の総裁に聞いても分からないはずです。 従って海外と仕事をやる時は 日本円にいちいち直して考えては駄目で、 オーストラリアのお金は豪ドルで幾ら、 日本にあるお金は日本円で幾ら、 とそう考えなければ、あてがはずれてしまいます。 毎日、日本円に直して幾らなんて考えてたら 外国と仕事をやらない方がいいんじゃないでしょうか。
2009年1月9日(金)