中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2238回
KさんからのQ(質問):下げ相場の心構え

先生の先見の明にいつも驚かされ尊敬しています。

世界経済全体が景気後退局面に陥り始めました。
中国も例外でなく輸出が伸びなくなり
政府のインフレを抑える政策で株安になりました。
そんな状況の中でも
今後中国が世界の消費国になることは明らかなことです。
もし中国が世界の消費国にならなかった時が
世界経済の終わりではないかと悪夢を想像してしまいます。

4年ほど前から中国株を初めて
毎年2〜3百万円ほど投資をしてきました。
一番高値の時には、一千万円ほど利益が出ていましたが
とうとう最近では利益がほとんど0円になり
元本割れも時間の問題です。
5〜10年先を考えれば
このまま放置していても大丈夫だと思っています。
それでも毎日毎日悲観的なニュースを聞くと
心が折れてしまいそうです。
下げ相場の時には
どのような心構えをしたほうがよろしいでしょうか?


■QさんからのA(答え)

世の中はあなたに見えているような形だけで
存在しているわけではありません。

現に遠くの人と電話で話が出来るということは、
あなたの目に見えない波があってのことです。
その波のことを考えれば、
これでこの世のおしまいということはありません。
悪くなったら次はまた必らず良くなるんです。
ですから次の波にどう乗るかを
お考えになればよろしいんじゃないでしょうか。

ただそれをきちんと認識して的確に判断できる人と、
できない人の差は出てくると思います。
世の中、
どこに悲観しなければならないことがあるんですか。


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2008年10月16日(木)

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