中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2239回
団扇さんからのQ(質問):成長株とマクロ経済の関係

Q先生お元気ですか?

肉親の手ごわい病気再発の為
オリンピックツアーはキャンセルしました。
04年より中国株を始め、
05年から40万、75万、300万、120万と
少額ですが利益がでております。
「倍になったら半分売る」という
先生の指南を実践した結果が大きいです。
ありがとうございます。

さて、07年より株価が上昇しているテンセント(00700)や
リャンファスーパーマーケット(00980)などを中心に考えると
「サブプライム問題の影響」などない様に思えますし
ご指摘のナインドラゴンズ(02689)や
長城汽車(02333)のように業績はいいのに
株価が数分の1まで下げているのは
投機資金の逃げや投信の売りが理由で
「サブプライム問題の影響」だと思います。

マクロ経済の影響を受けない銘柄選びなど至難の技でしょうが、
成長株とマクロ経済の関係について教えて頂ければと思います。
よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私は多くの人に、
自分の持っている株が倍になったら、
欲張らないで半分売りなさい、
残ったのはタダだからそのままにしときなさい
と薦めたことがあります。
私自身もそうしております。
タダの株は、いくら下がっても
元値には届きませんから平気なんです。
新しく買った株はへこみますけど、
へこんでも半分はタダなんですから、
相対的にはそんなに下がらないんです。
ですから投資をしている人の中でも、
それを実行した人は被害が少くて済んだと思います。

でも次に買った株が5分の1になることも現実に起りますから、
全く被害を蒙らないわけではありません。
それでも必らずまた戻るということにも、
割合に自信が持てるので、ピンチに耐えられると思います。

ですから今大切なことは、総悲観をすることではなくて、
この次回復する時に
どこが先頭に立つかを研究することだと思います。


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2008年10月17日(金)

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