第1892回
■喜喜さんからのＱ（質問）：香港について

毎回奥深い経済トークを拝見させていただいて、感謝しています。
このページの情報の他に、
当方中国、香港へは10回以上渡航するなど体験し、
中国経済の今後の優位性については一部分でありますが、
感じ取っているつもりです。
同じ国でありながら、別の国のようである香港について
お伺いさせていただけますでしょうか。

香港は世界の投資資金が集まる金融都市と認識しているので、
香港の金融機関は小生の投資対象です。
本土と違い、土地が狭く、発展もすでにしている香港は、
ガス、電力、不動産に投資する魅力は、
本土に比べ低いものでしょうか。
次なる投資対象を模索していますので、
ぜひそれらについてご教授よろしくお願いします。

■ＱさんからのＡ（答え）

香港の金融機関の中には世界的なスケールのものもありますし、
不動産会社の中には
その含み資産が世界的なレベルのものも結構たくさんあります。

そういうところに目が向くということは
ないところからはじまってお金持ちになるよりも、
すでにお金持ちになった人にぶら下がった方が安心だ
という精神状態です。
もちろんそれでも
お金を儲けるチャンスがないとは言いませんけど、
そうなると株がドンドン成長することを期待するよりは、
どうしても上がり下がりを上手く利用する、
相場感で物を見ることになるんじゃないかと思います。

株をやるなら香港の電力とかガスに目を向けるより、
中国大陸に目を向けるべきです。
それをやらないで香港の銀行にぶら下がって生きているようじゃ
香港に行く意味はないと思いますね。