中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1888回
小豆さんからのQ(質問):ネットとの付き合い方

先日小学生の娘がわいせつ目的略取監禁を受けてしまいました。
怪我はしたものの暴れて自力で部屋を飛び出し、
大事には至りませんでした。
被害者側からみれば、今も娘は悪夢にうなされ、
私も不眠と蕁麻疹が出たりしています。
凶悪犯罪と思われますが、容疑者に実際会うと弱い男で、
大人の女性に騒がれたため少女を狙ったとのことでした。
インターネットが大きく社会構造に組み込まれ、
便利になりましたが、
人との付き合いは更に希薄になり、
人間関係をうまく結べない若者は確実に増えています。
ならば同様の犯罪も増えてくるのではないかと考えます。

『東洋の思想家達』のコラムを読むと、
50年前にすでに日本の今を先生が見通していたように思えます。
今後インターネット社会との付き合いをどうして行くべきか。
法整備や問題点について、先生のご意見をお聞かせください。


■QさんからのA(答え)

私に何をきこうとしているのかよくわかりません。
インターネットで新しい犯罪が増えたと言いますけど、
恐らく昔とあまり変わらないと思います。
昔と今と変わっていることは、
昔は報道されなかったことが
いまは報道されるようになったというだけのことです。
人間が愚かなことも弱虫なことも、
卑怯なこともみんな昔と同じだと思います。

たとえば親殺しだって子殺しだって昔からあったものです。
それが現代版に変わっただけのことですから、
いまの時代だから警戒しなきゃいけないということではありません。
基本的に必要なことは、
せめて自分の家族だけでもそんなことがないように、
きちんと子供の教育をすることだと思います。
いや、最近は先ず
親の方から教育しなければならないのではないでしょうか。


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2007年11月1日(木)

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