中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1889回
松井さんからのQ(質問):中国の不動産賃貸業

はじめまして松井と申します。
よろしくお願いします。

先生にご質問ですが中国の不動産賃貸業についてです。
中国の不動産建売り業者は
土地の値上がり益を増地税で政府に吸い取られてしまいますが、
賃貸業であれば値上がり益を価格に転嫁できますので、
今後これらの賃貸業株に期待しています。

しかし、中国の方もマンションを買えば
値上がりを見込めるのが分かっているので、
賃貸よりも購入するケースが多いとのことです。
今後、外国人向け以外の賃貸マンションの
需要の増加はあるのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

あなたは土地と建物を分けて考えているようですけど、
土地の上にない建物はありません。
ですから建物というのは土地に付いているものということで、
中国の不動産も土地付きで動くと考えるべきだと思います。

そういうものがどういう動きをするかについては
日本にいて見るだけではわかりません。
外国人に貸した場合は
中国人よりは難しい注文をつけられないと思いますけど、
中国人は細かいことでも一々人のせいにしますので、
大家をやるのもなかなか大変なんです。
私は不動産の管理をする会社も持っておりますけども、
私のところは電球一つ消えても、
電話がかかれば10分以内に直します。
でも普通は2週間経っても
そのままになっているところが多いんです。
そういうところで賃貸商売をやるよりは、
不動産が上がったり下がったりするのを反映するのが
不動産の会社ですから、
不動産の会社の株を買った方が
後腐れがなくていいんじゃないかと私は考えております。


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2007年11月2日(金)

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