第1816回 ■MASAさんからのQ(質問):造船会社の今後
こんにちは、いつも為になる情報頂きありがとうございます。
今、世界的に輸送船の不足が続いているようで 日本の川崎重工、今治造船なども中国に進出しております。 中国にも0317広州広船国際という造船会社がございますが 先生は今後のこの業種この企業を どのようにお考えになられるでしょうか? 宜しく御願いいたします。
■QさんからのA(答え)
いま中国は1年に輸出入とも大体30%くらいふえつつあります。 原料を輸入する場合も製品を輸出する場合も船が必要ですから、 造船業はひところ斜陽化が激しかったんですけど、 いまはまた結構盛り返して、仕事がたくさんあるようです。
しかし造船の仕事は 日本のように人件費の高くなったところではコストがかかるために、 韓国に移り、続いて中国に移って、 恐らく今後更にコストの安いところに移って、 製造するようになる動きをしています。 おっしゃる中国の造船会社は以前は全然駄目だったんですけど、 最近は仕事がふえて、株価もびっくりするほど高くなっております。 しかし、生産能力にも限りがあるし、 株価も高くなっておりますので、 それからまた先を追うということになりますと、 かなりしんどいでしょうね。 ITやバイオの株のあとを追うのとではわけが違います。
2007年8月21日(火)