■QさんからのA(答え)
雲南省の作物の中で
皆さんに一番知られているのがプーアール茶というお茶です。
ほかに葡萄の栽培もやっているし、コーヒーの栽培もあって、
いずれもみな問題がないわけではございません。
私はその中で
中国人が豊かになったらワインを飲むようになるだろうし、
またコーヒーを飲むようになるだろうと考えて、
その二つとも色々調べましたが、
結果としてコーヒーをやることにしました。
葡萄を植えてヨーロッパ並みのワインをつくろうとしたら、
葡萄の苗からはじめなければならないので、
ちゃんとしたワインをつくるのに15年はかかってしまいます。
この年からはじめたのでは間に合わないので、
3年で実のなるコーヒーに手を出したのです。
中国に行ってやるのなら
中国人には作れないような立派なものをつくらないと、
日本人が行ってやる意味はありません。
それをあなたのように葡萄の実とかジュースを日本に持ってかえって
加工するなんてどうして発想するのでしょうね。
品物には足がありませんけど、人間には足があるのですから、
人間の方が行くべきじゃないかと思います。
私はコーヒーをはじめてこれで4年になりますけど、
赤字が消える可能性はまだ何年も先のことになります。
あなたにそれだけの覚悟がありますか。
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