中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1496回
T.JさんからのQ(質問):腹が立ったとき

先生のお写真を拝見するといつも笑顔でいらして、
まさに"笑う門には福来る"と言う印象を受けます。
徳川家康も"怒りは敵と思え"と言っておりましたが

先生は腹が立ったときはどうされるのですか?
感情についての先生の考え方を教えてください!


■QさんからのA(答え)

喜怒哀楽は人間が生きている証拠みたいなものですから、
私みたいに人と会っている時はニコニコしている人でも、
頭の痛いこともあれば、怒り天を突くということも当然あります。
でもそれを表に現わすことは
側にいる人が迷惑するだけのことですから、
なるべく表情に表さないようにしています。

仮にそれを直接本人にぶつける場合に、
怒りをそのままぶつけても何の意味もありません。
ですから、実際は寝られなくても寝床に入ってから
眠れずに怒っています。
でも朝になって眠りからさめると考え方が変わります。
そういう自分を反省して私は「朝は夜より賢い」
という文句を書いたこともあります。
あとになって考えてみると
夜中に考えたことは正しいとは言えません。
ですから、怒って疲れたら寝ることにしましょう。
文句は朝起きてやることにしましょう
と自分に言いきかせております。

それが正しいかどうかわかりませんが、
自分にやれることはこのくらいのことです。


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2006年10月5日(木)

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