■QさんからのA(答え)
所得水準に対する考え方というのは
単純に為替レートで割り切れるものではないんです。
それぞれの国によって物価が違いますし、
家賃一つにしてもまるで違うわけですから、
生活水準で測る方が大切だと思います。
いまの為替レートで比べれば
日本の給料は中国の30倍くらいあります。
でも中国で同じ事をやるのに使うお金は、
日本の6分の1くらいですから
実際には30倍ではなくて5倍くらいです。
5倍の違いだって大きな違いですが、
中国は今ものすごい勢いで高度成長していますから、
日本に追いつくのはそんなに遠い先のことではありません。
現にいま私の所へ来て中国で働きたいと言う人たちに対して、
とりあえず最低生活の保障はしますと
5000元からスタートしています。
5000元は日本円にして75000円ですから少ないんですけど
中国人の5倍の給料です。
生活費が6倍としたら、日本で45万円ということになります。
一番大切なことは仕事にやり甲斐があるかどうかで、
平均賃金で比較するわけには行きません。
生活のレベルで考えれば、
日本と肩を並べるようになるのは
そんなに先のことではないでしょうね。
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